基礎知識｜エレキギター

Gain と Volume の違い

ギターアンプには必ずあると言っていいほどよく目にする「Gain」と「Volume」。
どちらも触ってみると「音量が変わる」ということはご存知だと思います。
 
なんとなくいじって、なんとなくそれっぽい音にする・・・というふうに、いつも「なんとなく調節している状態」になっていませんか？
 
今回はそんな、知っているようで実はあまり知られていない？「Gain」と「Volume」について解説します。

Gain とは？

Gain（ゲイン）は、ギターアンプの入力信号を増幅するための制御です。
 
ゲインを上げると入力信号が増幅され、より歪んだサウンドが生まれます。
これは、ロックやメタルなどのハイゲインの音を演奏する際によく使用されます。
 
逆にゲインを下げると、音色はクリーンになります。
 
仮に全ての音量が同じだとすると・・・
 
・クリーンサウンド ＝ Gain（小）
・少し歪んだクランチサウンド ＝ Gain（中）
・かなり歪んだディストーションサウンド ＝ Gain（大）
 
ということになります。
 
つまり、Gain はギターの音の歪みの度合いを調整するために使用されるものであるということです。

Volume とは？

Volume（ボリューム）は、ギターアンプの出力音量を制御するためのパラメータです。
 
ボリュームを上げると、アンプから出力される音量が大きくなります。
 
Gain は歪みをコントロールするため、音の伸び（サスティン）などにも影響しますが、Volume は単純に音量を上下させるものであると言えます。

まとめ

このように Gain と Volume、両方のパラメータを適切に調整することで理想的なサウンドを得ることができます。
 
自分好みの音色が作れるまで細かく調節してみましょう！